2004年の冬から
Uコンを始めて、とりあず、ちゃんと飛ぶようになった
ので
この間の流れの写真。
自己満足写真だけれど、まあ、こんなものさ。
◆機体を落札
2004年冬、思いつきでYahooオークションに出品されていた
20~30年前のUコンの 機体キットを落札しました。2,800円
◆設計図
キットに入っている説明書というか設計図は、1枚の図面のみ。
原寸大でA1サイズ。
主翼は左右非対称だけど、図面では左半分しか描いてない。
これ以外には、バルサとベニヤとその他ゴチャゴチャっと部品が
入っている。当時のキットには燃料タンクが含まれていないので、
同じくYahooオークションで燃料タンクを1000円で落札しました。
燃料タンクは通販でも売ってるけど、オークションで買ったほうが
定形外郵便対応をしてくれるのでトータルが安価でした。
機体仕様
全長 475mm, 全幅 710mm, 翼面積 10.7dm2(平方センチ)
仕様上の全備重量は430~470gだけれど、出来上がったのは機体のみで390g,
エンジン 95g, マフラー 50gで、全備重量は535gとなりました。
◆キット内容と同じ部材を自作
入っていたベニヤが劣化していたことと、レア物だったので
組んでしまうのがもったいなくて、キットの内容物と同じ物を
ホームセンターで買ってきたベニヤとバルサで自作しました。
キットは全てベニヤで出来ていたけれど、ベニヤは切り出しが大変なので、
構造的に力のかかる部分はベニヤ、
どうでもいい翼のリブは2mm厚のバルサにしました。
最近のベニヤの製造技術は上がっており
墜落に強い丈夫な機体を作成することができました。
ベニヤからの切り出しはカッターで行いましたが、
これが、けっこう、たいへんで、しばらく、指がシビれて困りました。
若干、工作精度が悪くなるけれどノコギリの併用すべきでした。
カッターの刃は、オルファの業務用「黒刃」を使いました。
「黒刃」はホームセンターで売ってるので、ベニヤ工作をする人には
激しくお勧め。切れ味がすげー違う。
◆製作風景
自宅の納戸に置かれたマイ・デスクで作成。狭いから工作がたいへん。
最近は、翼に紙ではなく、フィルムを貼るのが普通らしい。
◆機体完成
いちおうの完成。塗装は下手です。
塗装にはホームセンターで売ってるアクリルのスプレーを使いました。
アクリルは自動車の塗装にも使われているので、燃料がかかっても
溶けないのではないかと思ったのだけれど、そう甘くはなく、
燃料がかかると溶け出して、ひどい目にあいました。
◆その他の用品購入
並行して大阪模型センターに、エンジンやら燃料やら
必要な物品を発注した。当日出荷をしてくれるし、Uコン関連の部品を
一通り揃えてあるので助かる。ちょっとした部品ならメール便対応を
してくれるので送料も安くあがります。
◆エンジン
エンジンはENYAの09とした。09ならワイヤーが11m程度で済むので、
狭い場所でも飛ばせるという理由からの選択。場所があるなら、
OSの15LA-Sあたりが良いと思いました。
プラグはENYAのNO.3を選択。燃料は東邦の500Rとコスモのスカイマスターを
使っています。小型エンジンなら2Lで十分。
◆ブレークイン
買ったばかりのエンジンを低速で回転させる行為をブレークインというそうです。
買ったばかりのバイクは、しばらく、ゆっくり走行したほうが良いのと
同じ事情らしくて。雪の降る中、庭でエンジンを廻した。うちは角地なので
良いけれど、ウルさいので、公園や河原などでやったほうが良いと思う。
◆初飛行
初飛行にこぎつけましたが、エンジンがかからない。結局、エンジンをかけるのに
1時間もかかって、ストレスたまりまくり。
結局、スターターを買った。
スターター購入によりエンジンは始動するようになったけれど、
無理やりスターターでかけたのが原因かもしれないけれど、
クタクタに圧縮がなくなってしまい、指のクランクでは始動しなく
なってしまいました。スターターで無理やり始動すれば、問題なく動くので、
これは、これで、ヨシとしました。
初心者にとっては、最初の2~3個のエンジンは、
消耗品と割り切ったほうが良いかも。
◆墜落
墜落し、尾翼がちぎれたので修復。この機体は20回くらい墜落しましたが
かなり頑丈で、全損にならない。
ウイングオーバーの真似事で、
上空11mから、90度の角度で地面に落ちても平気でした。
◆復活
尾翼を修理したついでに塗装も改善。燃料で塗装が溶け出すので、
ラッカーで塗装したあとに、耐燃料性のある模型用のエンジンカラー
(東邦化研工業)のクリアを吹いておきました。
ラッカーが完全に乾かないうちにエンジンカラーを吹くと、
ラッカーが溶解してしまう。
ラッカーにはアクリル系のものとセルロース系のものがありますが、
アクリル系のラッカーは、乾燥に時間がかかる。
アクリル系のラッカーで塗装後、1日程度でエンジンカラーを吹くと
再溶解してしまうので、
アクリル系+エンジンカラーの場合、指紋がつかない程度に乾燥するまで、
室温で風通しを良くしても3日~1週間程度かけて待っている。
セルロース系のラッカーは半日もあれば完全に乾燥してしまい、
エンジンカラーを吹いても平気なので、
色が合うのであればセルロース系のほうが良いと思います。
セルロース系はアサヒペイントとニッペンの一部程度。
◆飛行会
私の機体が手前の2機、Yの機体が奥の2機。Yは飛ばすのはイマイチだけど、
塗装技術は素晴らしい。
地方自治体の野球場に潜入して飛ばした。
◆仲間の Y。
撃墜王。飛ばした機体は必ず撃墜させ、木っ端微塵にする。
◆飛行準備中
スターターのバッテリーは自動車用。
◆飛行
いちおう飛んだ。目がまわって気持ち悪いけど、ちょっと嬉しい。
機体はベニヤ製で塗装も厚く重いので、09ではパワー不足。
重いため離陸のときにバタバタ暴れないので練習には良いけれど、
高度を上げると引きが弱くなるので、ぐるぐる廻る以上のことはできない。